静岡県による「アーツカウンシルしずおか」は、グランシップ内に事務所を移し、本格的に稼働を開始しました。ホームページも立ち上がりました。県民全てを表現者にするお手伝いをするのが、その目標です。
2021年4月1日、難波副知事も駆けつけていただき、グランシップの壁に掲げられた「アーツカウンシルしずおか」のロゴマークの除幕式も行いました。
私も、その運営のお手伝いをしています。
ご支援のほどお願いいたします。
https://artscouncil-shizuoka.jp/
MIN JIN LEE“PACHINKO” 2017 (週刊旧書新読第3回)
加藤種男│29 Jun.2020
小説の最終ページに「大人のための夜学校に通えますよ」というセリフが出てくる。夜間中学のことだ。戦争前後に十分な教育を受けることのできなかった人たちのための識字教育を含めた学校としてはじまった夜間中学は多様な課題を抱えながら、近年ようやく認知されるようになってきた。先日のNHKの番組「すべての子どもに
アフター・コロナの文化政策──新型コロナウイルスの文化芸術への影響と課題
太下義之│13 Jul.2020
1. 新型コロナウイルスの文化芸術への影響 新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動自粛により、多くの文化芸術関係者がさまざまな被害を受けている。直近では、世界的なパフォーマンス集団のシルク・ドゥ・ソレイユが破産手続きの申請を発表して話題となった。日本国内においても、今後、文化関係事業者の倒産が
彩の国シェイクスピア・シリーズの完結を祝して
太下義之│16 May.2021
シェイクスピアの全37戯曲の完全上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第37弾の公演が5月12日に開幕した。最後に取り上げたのが、題名もまさにシリーズの終幕に相応しい「終わりよければすべてよし」。 完結にあたり、この「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の意義や成果をあらためて総括してみたい
芙蓉/不朽之音楽〈2-7〉 森田童子
太下義之│15 Aug.2021
森田童子(2018年逝去)は、1970年代半ばから1980年代半ばにかけて活動した、カーリーヘアと黒いサングラスがトレードマークの女性シンガーソングライターであった。彼女の透明感のある歌声とギターの弾き語りは、一度聞いた者に対して静かに、しかしボディブローのようなインパクトをもたらす。 森田童子の