さて、コンサートにはアンコールがつきものである。
アンコールには、オープニングに登場した忌野清志郎に今一度出演していただこう。
森田童子の「みんな夢でありました」で終わってしまうと、暗すぎて希望がないと思われるかもしれない。
そこで、返歌(アンサーソング)として、SUPER BUTTER DOG(2008年解散)の名曲「サヨナラCOLOR」をハナレグミ(永積タカシ)と忌野清志郎のデュエットで歌ってもらいたい。
このデュエットは、同曲にインスパイアされたに同名の映画(竹中直人監督、2005年)のエンディングで使用された特別なバージョンである。
ハナレグミ feat. 忌野清志郎「サヨナラCOLOR」
サヨナラ、五輪。
サヨナラ、男性優位社会。
サヨナラ、長老密室政治。
サヨナラ、原発。
サヨナラ、無思想。
そして、本当にサヨナラ、日本の戦後。
これがまさに、芙蓉の花言葉のごとく繊細で、不朽なる音楽。